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大根の後作に良い野菜・ダメな野菜は?連作障害や理由(一覧表)

家庭菜園

野菜の中でも人気の「大根」は、家庭菜園初心者でも比較的育てやすい野菜です。

ですが、大根には「連作障害」があるため、収穫後の後作(あとさく)には別の科の野菜を育てる必要があります。

また、別の科の野菜の中でも、大根の後作に「良い野菜(相性がいい野菜)」と「ダメな野菜(相性が悪い野菜)」がありますので、きちんとチェックしておくことが大切です。

後作に良くない野菜を育てると、

土や野菜に悪影響が出たりするから、気をつけないと。

そこで今回は、大根の連作障害と、大根の後作に良い野菜・ダメな野菜について紹介します。

一覧表にしてまとめましたので、活用してみてください。

  • 大根の連作障害とは?後作にアブラナ科の野菜は良くない?
  • 大根の後作に良い野菜は?理由と一覧表
  • 大根の後作にダメな野菜は?理由と一覧表
  • 真逆の情報があるけど、どっちが正解?
  • 家庭菜園(プランター栽培)なら大根の後作は何がおすすめ?
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大根の連作障害とは?後作にアブラナ科の野菜は良くない?

大根

まず、基本情報として、大根を含む多くの野菜には、同じ土壌で連続で同じ野菜(同じ科の野菜)を育てると、土壌や作物に悪影響が出る「連作障害」が起こりやすくなります。

【連作障害の影響(例)】

  • 作物が生育不良になる。収穫量が減る。
  • 土壌の養分バランスが崩れ、菌やウイルスによる病気や害虫が発生する。 等

そのため、大根はアブラナ科ですので、基本的には「大根の後作にアブラナ科の野菜は良くない(=大根の連作も良くない)」と言えます。

連作障害が起こりやすくなる期間は野菜によって異なっており、大根の連作障害の期間は「1~3年程度」となっていますので、なるべくこの期間中はアブラナ科以外の野菜を育てるようにしましょう。

ただ、大根は比較的連作障害が出にくいと言われており、「2~3年程度は連作しても問題ない」という情報もあります。

「有機栽培をしている場合はそこまで気にしなくても良い」「化成肥料等を使用している場合はなるべく避けた方が良い」との情報もありましたので、自身の栽培状況によっても変わるようです。

専門家の情報でも意見が分かれていますが、連作すると気になることが多くなってしまうため、あれこれ考えるのが面倒な方は避けておいたほうがよいでしょう。

大根が連作できたらラクだし、

プランターなら長期でなければ連作してみてもいいかもね。

大根の後作に良い野菜は?理由&一覧表

大根〇

ここで紹介する大根の後作に良い野菜は、後作として栽培することで、土壌や野菜に良い影響があったり、栽培時期や環境的に向いているといったものになります。

【大根の後作に良い野菜(一覧表)】

大根の後作に良い野菜 理由
ネギ科(ヒガンバナ科ネギ属)

  • 長ネギ
  • 葉ネギ
  • わけぎ
  • 玉ねぎ
  • にんにく 等
  • 忌避効果(線虫等の害虫や、病原菌を遠ざける)
  • 連作障害を防ぐ(アブラナ科ではない・根菜ではない)
マメ科

  • 枝豆
  • 大豆
  • いんげん
  • そら豆
  • スナップえんどう
  • きぬさや 等
  • 豆類は土壌の窒素を増やし、土の栄養バランスを整える
    (大根栽培では土壌の窒素消費が多い)
  • 大根と同様に、肥料があまり要らない
  • 連作障害を防ぐ(アブラナ科ではない・根菜ではない)
  • さつまいも(ヒルガオ科)
  • じゃがいも(ナス科)
  • 向いている土壌環境が大根に似ている
    (どちらも肥料があまりいらない)
  • 大根が余分な肥料を吸ってくれている
    (肥料がいらない・つるぼけを防ぐ)
  • 連作障害を防ぐ(アブラナ科ではない)
  • 根菜だが、連作障害を防ぐ
    (発生しやすい線虫が大根に寄生するため減る)
  • 大根と交互に栽培(輪作)できる
  • トマト(ナス科)
  • 土壌の酸性度を上げ、土壌のバランスを整える
    (大根は土壌の酸性度を下げる)
  • 連作障害を防ぐ(アブラナ科ではない、根菜ではない)
  • 3月以降の栽培に良い
  • ナス(ナス科)
  • ピーマン(ナス科)
  • きゅうり(ウリ科)
  • 3月以降に(春から)栽培するのに良い
  • 連作障害を防ぐ(アブラナ科ではない、根菜ではない)
  • ほうれん草(ヒユ科)
  • 寒さに強い ※防寒対策は必要
    (11月後半の大根収穫後から育てるのに良い)
  • 大根の後作で栽培する場合、元肥がほぼ要らない
  • 連作障害を防ぐ(アブラナ科ではない、根菜ではない)
  • 春菊(キク科)
  • 病害虫に強い
  • 連作障害を防ぐ(アブラナ科ではない、根菜ではない)
  • カボチャ(ウリ科)
  • 春大根収穫後の栽培によい
    (遅まきなら8月から栽培できる)

赤字の野菜には、真逆の情報もあります。

ここで紹介している「良い野菜」は、大根の後作におすすめの野菜です。

その他の野菜については情報がありませんので、下記の「ダメな野菜」以外は、基本的には栽培しても問題ないと考えてよいでしょう。

大根の後作にダメな野菜は?理由&一覧表

大根✕

上記とは反対に、ここで紹介する大根の後作にダメな野菜は、後作として栽培することで、土壌や野菜に悪影響が出る可能性があるものになります。

【大根の後作にダメな野菜(一覧表)】

大根の後作にダメな野菜 理由
アブラナ科

  • カブ
  • キャベツ
  • コマツナ
  • チンゲンサイ
  • ブロッコリー 
  • 大根と同じ科の野菜(連作障害が起こりやすくなる)
根菜類(根もの野菜)

  • ごぼう(キク科)
  • ニンジン(セリ科)
  • じゃがいも(ナス科)
  • 大根と同じ根菜類(病害虫に遭いやすくなる)
ウリ科

  • きゅうり
  • スイカ
  • メロン 等
  • 線虫にとても弱い
    (線虫が発生しやすい大根の後作には向かない)

赤字の野菜には、真逆の情報もあります。

ここで紹介している「ダメな野菜」は、大根の後作にあまり向いていない野菜になります。

必ず悪影響が出るとは限りませんが、なるべくなら避けておいたほうが良いでしょう。

補足:大根の後作には真逆の情報が多々あり!自身で判断を

はてな

なお、後作する野菜の向き不向きに関しては、専門家(農家や業者等)の情報でも真逆のことを言っていることが多々あります

今回の大根の後作に関しても、筆者が調べた限りでは、下記の野菜や科については真逆の情報がありました。

  • きゅうり
  • じゃがいも
  • ピーマン
  • スイカ
  • ネギ科
  • アブラナ科

※今回作成した一覧表では、信頼性が薄かったり根拠が不明だった情報は排除しています。

そのため、真逆の情報がある野菜や科については、自身が信頼できると思う情報を参考にしてください

今回の筆者の情報も鵜呑みにせず、

栽培する際にはご自身で改めてご判断ください。

■参考(一部):「シェア畑 -農園らいふ-」氏YouTube↓

家庭菜園(プランター栽培)なら大根の後作にはこの野菜がおすすめ!

深型プランター

なお、家庭菜園で大根のプランター栽培をしていた場合は、大根のプランターには深さがあるため、後作には下記の野菜がおすすめと言えます。

  • トマト(ナス科)
  • さつまいも(ヒルガオ科)
  • ナス(ナス科)
  • ピーマン(ナス科)
  • じゃがいも(ナス科)※病害虫に注意
  • きゅうり(ウリ科)※病害虫に注意

標準プランターでミニ大根等を育てていた場合は、後作には下記の野菜がおすすめとのことです。

  • 春菊(キク科)
  • レタス:ミックスレタス等(キク科)

キク科は病害虫に比較的強く、種まきできる時期も比較的柔軟なため、家庭菜園初心者の方でも育てやすいでしょう。

参考:「塚原農園」氏YouTube↓

まとめ:大根の後作に良い野菜・ダメな野菜は?連作障害や理由(一覧表)

大根〇✕

今回は、大根の連作障害と、大根の後作に良い野菜・ダメな野菜について紹介しました。

【大根の後作に良い野菜】

  • ネギ科
  • マメ科
  • さつまいも
  • じゃがいも ※病害虫注意
  • トマト
  • ナス
  • ピーマン
  • きゅうり ※病害虫注意
  • ほうれん草
  • 春菊
  • カボチャ ※病害虫注意

【大根の後作にダメな野菜】

  • アブラナ科
  • 根菜類
  • ウリ科

【その他のポイント】

  • 大根には連作障害あり(後作にアブラナ科の野菜は基本的には避けたほうが良い)
  • 真逆の情報が多々あるため、信頼できるかは自身で判断を
  • 家庭菜園(プランター栽培)なら、大根の後作には深めのプランターが必要な野菜がおすすめ!標準プランターなら春菊・レタス類がおすすめ

大根の後作に「良い野菜」「ダメな野菜」に関しては、様々な意見がありますので、今回紹介した内容が絶対というわけではありません。

ただ、ここではなるべく情報を集約してわかりやすいよう筆者なりにまとめてみましたので、情報が多すぎて混乱している方は参考にしてみてください。

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