家庭菜園で枝豆のプランター栽培を開始するにあたり、まず気になることと言えば、プランターのサイズ(大きさ・深さ)でしょう。
ですが、色々と調べていたところ、各本や各サイトによっておすすめしているプランターのサイズが異なっていました。
深さ30㎝以上の大きめがいいって言ってるのもあるし、
深さ20㎝程度の標準サイズでいいって言ってるのもあるし…どっち?
そこで今回は、枝豆栽培で使用する最適なプランターのサイズ(大きさ・深さ)とその理由、最小サイズ等について紹介します。
- 枝豆のプランターは標準サイズと大きめどっちがいい?理由は?
- 栽培可能な最小サイズはどのくらい?
- プランターが小さすぎる、大きすぎると何が問題?
【枝豆栽培】プランターの最適なサイズ(大きさ・深さ)は?理由等
標準サイズ(やや浅めでも大丈夫)
枝豆栽培に適したプランターのサイズは、「標準サイズ(標準型プランター)」と言われていることが多く、だいたいの大きさは下記となっています。
標準サイズ(やや浅め含む)でよい理由は、「根が少なく、根張りが浅いため」「排水性を保つため」とのことです。
上記の「標準サイズ」は、ホームセンターなどでよく売られている一般的なサイズです。
枝豆の株間は15~20㎝程度となっていますので、幅65㎝であれば、2・3株植えられます。深さ20㎝程度であれば、使用する培養土も1袋(14ℓ)程度で済みますので、経済的です。
なお、ホームセンターなどでよく売られている幅65㎝程度の安価なプランターは、高さが18㎝程度となっていますので、少々高さ(深さ)が足りないかもと心配な方もいると思いますが、深さは15㎝以上でもよいとのことです。
■参考: KAGOME(カゴメ)
大きめサイズ(深さ30㎝以上必要?)
上記の一方で、枝豆のプランターのサイズは、深さ30㎝程度の大きめを推奨している本やサイトもあります。
その理由は、「根がしっかりと伸びるため」「根を深く張るため」「地面に真っ直ぐ根を張るため(細い根を深くまで張るため)」とのことでした。
上記の「標準サイズ」とは真逆の内容となっていますが、調べたところ、確かに枝豆の根は少なくて細いものの、深くまで張るようです。(根の深さは25㎝位との情報もあり。)
■参考:「あーちゃんの日常」氏YouTube↓
そのため、プランターのサイズ(大きさ・深さ)については、枝豆の種類によっても多少異なりますし、各本やサイトによって考え方や基準が違いますので、どちらが正解とは言えませんでした。
ただ、筆者が枝豆を育てた際の感想としては、確かに細い根は深くまで張るものの、茎を抜いた時についてきた大部分の根は浅かったため、そこまで深くする必要はないのかなと思いました。
枝豆は根が少ないため、排水性を良くしておかないと根が腐るとのことですので、深めのプランターにするとその辺りに余計に気を使わないといけませんし、土やプランターの費用も余計にかかりますので、気軽に栽培したい方は、あえて深めにする必要はないように思います。
■参考:「Horti」氏YouTube↓
大きさは、1株であればほぼ何でもOK
なお、上記では幅65㎝としていますが、枝豆のプランターの大きさ(幅)は、1株であれば、ある程度の深さがあればどんなもの(円形など)でも大丈夫です。※幅は広めのほうが良いようですが。
やや浅め程度の深さのプランターなら、ダイソーなどの100均にも円形のもの等がたくさん売っていますので、チャレンジしやすいでしょう。
【枝豆栽培】プランターの栽培可能な最小サイズはどのくらい?
窓際やベランダ等で枝豆のプランター栽培をしたい方は、なるべくコスパよく、コンパクトに栽培をしたいと思います。
そこで調べてみたところ、最小スペースで育てられる枝豆の栽培キットのサイズは、下記のようになっていました。
【例】
そのため、収穫量などに差が出てくる可能性はありますが、枝豆のプランターのサイズは、かなり小さくても育てられないことはないようです。
ただ、枝豆は高さが出てくると支柱が必要になってきます。あまり小さいと支柱を立てると倒れる可能性もありますので、バランスに注意しておきましょう。
【枝豆栽培】プランターのサイズが小さすぎる・大きすぎる場合の問題点
なお、枝豆栽培でプランターのサイズが小さすぎる・大きすぎる場合の問題点は、下記等となっています。
【プランターが小さすぎる場合】
- 根が成長できず、栄養を吸収できない
- 収穫量が少なくなる
- 水分や栄養が不十分で、成長が遅れる
【プランターが大きすぎる場合】
- 排水性が悪くなり、根腐れする
まとめ
今回は、枝豆栽培で使用する最適なプランターのサイズ(大きさ・深さ)とその理由、最小サイズ等について紹介しました。
枝豆のプランターのサイズは、標準サイズでも大きめでもどちらでも良いようですが、大きめだと排水性が悪くなりやすくコストもかかるため、なるべく安く気軽に始めたい方は、やや浅めの深さの一般的な標準プランターでよいでしょう。
プランターにも様々な種類があります(木・プラスチック・陶器・不織布など)が、枝豆は排水性を保つことが重要ですので、暑すぎる時期でなければ、不織布が育てやすいかもしれません。
プランターはAmazonや楽天、100均(ダイソーやセリア等)でも多数販売されていますので、お気に入りのものを探してみてください。
コメント